スポーツ報知のニュースサイトで連載していた「甲子園100年物語」の記事に盗用があった問題で、報知新聞社は15日、執筆した同社の大阪本社編集局の記者(51)を懲戒解雇処分にしたと明らかにした。

 処分は14日付。同本社編集局長を減給、同本社編集局編集センター長と同センター次長を休職の懲戒処分とした。宮川元宏・取締役大阪本社代表は1カ月の報酬の10%を返上する。

 問題となった連載はニュースサイトで今年4月9日から計16回掲載された。大阪本社版の紙面でも一部を掲載した。武庫川女子大学名誉教授の丸山健夫氏の講演や、同氏が毎日新聞兵庫版に寄稿した連載から構成や表現を多数盗用していた。

 報知新聞社は依田裕彦社長名で「本件は重大な報道倫理違反であり、関係者の方々や読者の皆様に改めておわびいたします。記事のチェック体制も見直し、再発防止と信頼回復に全力を尽くします」とコメントした。

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