小学6年生と中学3年生の全員を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、行われた。今回は国語と算数・数学の2教科。文部科学省によると、参加するのは全国の小中約2万8千校の児童生徒約200万人。能登半島地震で休校中の学校や、実施が困難な石川県輪島市の小中12校は参加していない。17日夜に震度6弱の地震が発生した高知県と愛媛県では少なくとも13校が休校し、テストができていない。私立は395校で参加率37・8%。

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に臨む児童=代表撮影

 遠足などの行事が重なる学校では、今月中の別の日に実施する。  児童生徒に生活習慣や学習環境などを質問するアンケートでは、今回初めて、全員が紙ではなく、学習用端末に入力して答える。アンケートでの端末活用は2021年度から一部で試行していた。  全国学力テストでの学習用端末の活用は年々広がっている。昨年度は、英語の「話す(スピーキング)」で実施。来年度は中学理科で、紙の問題冊子をやめ、端末で出題・解答する方式の導入が決まっている。  テストの結果は集計・分析した上でデータを公表。教育施策の成果や課題の検証、改善に活用される。(榎本哲也) 

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