船の検査機関DNVなどノルウェーの2社がこのほど発表した2024年の世界の海運都市ランキングで、東京は造船業の環境技術への評価低下などが響き、前回22年よりも順位が二つ落ち、7位に後退した。一方、大阪は順位が八つ上がり、20位に浮上した。 世界首位はシンガポール。2位はオランダのロッテルダム、3位は英国のロンドンが続いた。トップ3は前回順位と同じだった。12年から始まったランキング調査は今回が6回目。シンガポールは6回連続で首位を維持した。 DNVなど2社は世界の主要な50の海運都市を「海運中核機能」「海事関連の金融・法律」「海運技術」「港湾物流機能」「都市の魅力・競争力」の5分野からチェックし、順位を付けた。 東京は二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスや汚染物資の排出を削減する造船技術で世界順位が大きく下がった。「都市の魅力・競争力」を構成する起業家精神なども順位を落とした。 大阪は港のコンテナ処理能力などの評価を高め、順位が大きく上昇した。(NNA=共同)
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