逮捕されたのは、横浜市にある不動産コンサルティング会社の役員、徳毛亮容疑者(46)や和泉直虎容疑者(53)など合わせて4人です。

警視庁によりますと、新型コロナの影響を受けた事業者に対し、従業員に支払った休業手当を助成する「雇用調整助成金」や「緊急雇用安定助成金」の制度を悪用し、2021年から2022年にかけて、助成金およそ3500万円を不正に受給したとして、詐欺の疑いが持たれています。

都内に営業所がある会社が従業員21人に休業手当を支払ったなどと、うその申請を行っていましたが、会社に実態はなく、21人のうち20人は架空の人物の名前だったということです。

調べに対し、徳毛容疑者と和泉容疑者は、容疑を認めたうえで「だまし取った金は高級車や高級腕時計の購入に使った」などと供述しているということです。

容疑者らは、知人などを介してうその申請を行うための会社を集めていたとみられ、警視庁は、15社が申請した助成金、合わせて6億7000万円余りの不正受給に関わったとみて詳しい経緯を調べています。

徳毛容疑者は、新型コロナの感染拡大を受けた別の支援金およそ1100万円をだまし取った罪でも起訴されています。

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