母親が死亡した「遺族」として取材を受ける長男で弁護士の男。一転して傷害致死の疑いで逮捕されました。
逮捕前の容疑者をカメラが捉えます。
東大阪市で母親を死亡させたとして逮捕された長男。弁護士でもある男をANNは逮捕前に取材していました。
事件が発覚したのは先月20日のこと。
家族からの通報
「祖母の脈と呼吸がない」
現場は東大阪市の住宅です。この家に住む高田悦子さん(94)がベッドの上に倒れていて、その後、死亡が確認されました。死因は脳挫傷などによる多発外傷です。
事件が急展開したのは10日のこと。長男で弁護士の高田豊暢容疑者(58)が傷害致死の疑いで逮捕されました。容疑者は自宅で直径20センチほどのお盆で殴ったり、頭突きしたりするなどの暴行を加え、その後、死亡させた疑いが持たれています。
容疑者宅の近隣住民
「(高田容疑者は)とげのあるような感じの人。『雑草が生えるのお宅の責任だから裁判所に訴える』というのはあった」
逮捕前に語ったこととは…。ANNは容疑者に取材していました。
逮捕前の高田豊暢容疑者
「(警察の捜査に求めることは?)先ほど申し上げたように捜査とか事実関係について…」
「(自宅内で第三者の介在はない?)事実関係に関して捜査に関しては…」
その後、足早に立ち去りました。
死亡していたのが先月20日。そこから3週間での逮捕。なぜ、このタイミングでの逮捕となったのでしょうか。
元埼玉県警刑事 佐々木成三氏
「家族内の暴行を明らかにするのは密室の中の事件なので、かなり慎重にやらなければいけない。暴行が新しいものなのか古いものなのか、容疑者が暴行を振るったという証拠を集めなければいけない」
調べに対し、容疑者は容疑を認めているということです。
高田容疑者(逮捕前の任意聴取)
「介護サービスを受けてほしいと何度も説明したが話がかみ合わず口論になった」
高田容疑者(逮捕後の供述)
「私以外の家族や第三者が暴力を振るうことはない。暴力を振るったのは私しかいません」
警察は高田容疑者が日常的に暴行を加えていた可能性もあるとみて捜査しています。
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