機体同士の翼が接触するなど安全上のトラブルが相次いだ日本航空は11日、経営の意識の見直しなどを含めた再発防止策を国土交通省に提出しました。

日本航空 鳥取三津子社長
「改めまして社会の皆様、それからお客様の皆様には大変ご迷惑をお掛け致しましたことを改めておわび申し上げます」

 日本航空の鳥取社長は11日に国交省を訪れ、先月23日に羽田空港で機体同士の翼が接触したり、福岡空港で滑走路手前の誘導路の停止線を大きく越えたりするなど相次いだ安全上のトラブルに対しての再発防止策を提出しました。

 日本航空はトラブルが相次いだ背景に時間通りの運航を優先するあまり、「安全を大前提として立ち止まれる環境が作れていない」という各部門で共通する要因があるとしました。

 今後は経営幹部の安全に対する意識の再徹底を図るとともに安全管理体制を強化するため人員を増やすなどの対策を進めるということです。

 鳥取社長は「現場は本当に使命感を頑張っている」「幹部も現場を知り、感度高くマネジメントを行っていく必要がある」としました。

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