国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は7日、病理解剖の予定だった遺体を取り違え、誤って別人の遺体を解剖していたと発表した。既に遺族へ謝罪しており、国循は「患者の確認を徹底して再発防止に努める」としている。
国循によると、解剖室に隣接している遺体安置庫が2室あり、通常そのうちの1室を病理解剖用に使い、もう1室は解剖用ではない遺体を安置している。今回、解剖予定のない遺体を一時保管のために解剖用の遺体安置庫に安置していた。
解剖しない場合でも一時的に解剖用の安置庫を使用することがあるが、医師や検査技師が認識していなかった。また、解剖前に患者の確認もしていなかった。
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