栃木県那須町の河川敷で2人の焼損遺体が見つかった事件で、県警が何らかの事情を知っているとみられる20代の男性から任意で事情を聴いたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。県警は死体遺棄容疑で捜査している。

身元不明となっている1人が女性用のブーツを履いていたとみられることや、赤いガソリン携行缶が遺体の近くにあったことも、通報した男性への取材で判明。県警は、遺棄後に火を付けられたとみて調べている。

県警によると、1人は住所、職業不詳の男性で、もう1人の性別は不明。通報した男性は地元森林組合に所属し、16日早朝に遺体を発見した知人からの連絡で現場に駆け付けていた。

2人の遺体は十字に重なり、男性とみられる遺体はあおむけで、右手甲から血がにじみ出て、腹部付近から高さ約30センチの炎が上がっていたという。

捜査関係者らによると、遺体は手足を結束バンドで縛られていた。顔には黄色の袋のようなものをかぶせられ、その上に粘着テープが巻かれていた。〔共同〕

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