万博関連スタッフの待遇
2025年大阪・関西万博の会場やパビリオンの運営主体が、異例の好待遇でスタッフを募集している。関西圏平均の1・6倍近い時給や宿舎の提供をうたい文句に、人員確保に躍起。滑り出し順調な職種がある一方、会場への主要アクセスを担うバス運転手は残業規制強化もあり苦戦が続く。 日本国際博覧会協会(万博協会)は開幕1年前の4月13日、会場で来場者の案内を担う「EXPOサービスクルー」の募集を始めた。週5日フルタイムのタイプと、期間や日時を選べるタイプがあり、時給はいずれも1850円。フルタイムで自宅が遠方の場合は大阪市内の宿舎に入居できる。受け付けは6月末までで「初速は好調」(協会幹部)だ。 パビリオンを出展する自治体や企業は横並びの待遇を意識しつつ、独自色で「勝負」する。大阪府、大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」のスタッフは、万博協会より時給が150円高い2千円。「住友館」を出展する住友グループも同額にした上、語学や接遇の研修も用意する。
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