都の平和事業について話し合う委員たち
都庁であった「都平和の日記念行事企画検討委員会」で、都が行事案を説明した。案によると、資料展は来年2月下旬~3月中旬に実施。千代田区、世田谷区、多摩市、羽村市の4会場のほか、都庁で来年3月10日に行う記念式典の会場前で証言ビデオを放映する。 証言ビデオの公開に同意した人は、昨年6月時点で122人だったが、今年3月31日時点で47人増え、169人になったという。都が収録した戦争体験者は全部で330人で、都が接触できた人は179人。担当者は「引き続き当事者に意向確認を行う」とした。 証言ビデオは「仮称・都平和祈念館」での展示を目的に、都が1990年代に収録。祈念館の建設計画が凍結され、大部分が公開されないままになっていた。 今年2、3月、池袋の東京芸術劇場、三鷹市公会堂、調布市文化会館、都庁の4カ所であった資料展で、承諾が得られた122人分を分けて放映した。4カ所の来場者数は、昨年(2602人)の倍近い5000人超だった。(三宅千智) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。