南島原市によりますと、14日午前8時ごろ、南島原市南有馬町の大抜地区で住民から「周辺の山間部からメキメキと音がする」と市に通報がありました。

市の職員が確認したところ
▽幅およそ100メートル
▽長さおよそ200メートルにわたって、地滑りが発生していて
14日午後も土砂が動いている状況だったということです。

15日午後1時半ごろ、NHKが上空から撮影した映像では広い範囲で山が崩れて茶色い土がむき出しになり、樹木が土砂に押し流されたように横倒しになっていました。

市によりますと、現場付近では、3年前の8月にも、雨の影響で大規模な地滑りが発生していて、今回の地滑りについて「先月下旬からの雨が影響したのではないか」としています。

市は今後、被害が出るおそれがあるとして、14日午後5時半、付近に住む大抜地区の2世帯5人に「高齢者等避難」の情報を出しました。

また15日、現地を調査し、状況によっては今後、避難の情報を「避難指示」に切り替える可能性もあるとしています。

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