千葉・市原市で、ガードレールが赤く塗られる事案が相次いでいる。

10日午後5時ごろに現場を通りかかった車のドライブレコーダーが撮影した映像には、緩やかな右カーブに差し掛かった次の瞬間、ガードレールのすぐそばにいる1人の男性が映っていた。よく見ると、手にはスプレーのようなものを持ち、前かがみになりながら何かをしていた。

12日、「イット!」がその場所を取材すると、本来白いはずのガードレールの一部が、赤く塗られていた。

目撃者は、「なんでこんなところに車を止めているんだろうと思って、危ないなって思ったら、赤いスプレーを持って吹きかけてた」と振り返る。

男は、スプレーのようなものでガードレールを赤く塗っていたというのだ。男のそばにはシルバーの車が止まっていて、車には高齢者マークのようなものがつけられていた。

目撃者は、「こんな年配の人が塗ってるんだって思いました。びっくりもしましたし、塗る基準がわからない。ムラだらけですよね」と話す。

市原市では、ここ数年でガードレールが赤く塗られる事案が相次いでいた。
赤塗り男をついにとらえたのが、この映像だったという。

周囲を気にせず、堂々とガードレールを赤く染める男。2日前に塗られたというインクは、もうすでに乾いていた。

取材を進めると、市内のほかの場所でも、2つのガードレールの端の部分が、赤く塗られていた。さらに、別の場所でも、3つのガードレールの端の部分が真っ赤になっていた。

番組が調べたところ、市原市の五井駅周辺では、少なくとも5つのエリアで、赤く塗られているガードレールがあった。目撃した人は、男がガードレールを塗った理由について、「塗った人が(目立たないと)危ないと感じたのではないか。目立たせようという感じでは」と推測した。

専門家によると、あらかじめ許可を得ているなど、正当な理由があれば問題がないとし、そうでない場合の塗装は、器物損壊罪に問われる可能性があるという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。