北海道大理学研究院の化学部門に所属する准教授らが1月、「教授会の不当な決定で約3年にわたり学生の指導から外され、研究室を追い出された」と訴え、待遇改善を求める陳述書を同院に提出していたことが10日、分かった。同院は「合意の上で部屋を移動してもらった」と主張し、25年度から運営を改めるとした。  同院によると、19年3月、化学部門の教授が退職。教授会は20年、新任教授は元からいたスタッフを引き受けず、前任者の退職後、合意の上で1年をめどに研究室から移動してもらうことや、新たな学生を配属しないことなどを決めたという。  准教授らは、それぞれ広さ約4平方mのスペースで研究を続けているという。


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