和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で11日、九鬼家隆宮司(68)が新年への願いを込め、「思」の文字を約1.3メートルの大筆で約3メートル四方の布に書いた。大勢の参拝者が宮司の豪快な大筆書きを見守った。
九鬼宮司は「紛争の絶えない殺伐とした世の中。人が人を思う優しさが全世界の平和につながる。来年は平穏無事で平和な年になるよう願いを込めた」と話した。
2008年から続く恒例行事。新年がこうあってほしいと期待する漢字を宮司が選んで書いている。書は元日から境内に飾られ、初詣客を迎える。
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