12月8日(日)、宮崎市では「青島太平洋マラソン」の日ですが、少し寒くなりそうな予想です。
その寒くなりそうな日の夜に「土星食」と呼ばれる天体現象があります。
宮崎ではレアな天体現象になるということで、MRTのラジオ・テレビで天気情報を担当する気象予報士の野田俊一郎さんに、どのような天体現象であるのか、話を聞きました。
野田俊一郎 気象予報士
今回の天体現象は「土星食」と呼ばれるもので、土星が月に隠される現象になります。
宮崎で夜に見られるのは22年ぶりとも言われてます。
月を土星が少しかすっていくくらいの隠れ方なのですが、宮崎市内では8日(日)午後6時20分前後から徐々に月に隠れて、午後6時半ぐらいから出てくるという様子が見られます。
もしかすると、肉眼でもちょっとうっすらと見えるかもしれないのですが、月が明るいですから、できれば双眼鏡などあった方が良いです。
ご存知の通り、土星というのは輪っかのある惑星ですので、できれば、望遠鏡で見ると楽しい現象になると思います。
今回の「土星食」が観測できるのは日本の南東側に限られていて、宮崎市内ではギリギリ観測することができるのですが、少し西に行った「たちばな天文台」(都城市高崎町)は、その観測できる縁の辺りになります。
たちばな天文台では、土星がちょうど半分ぐらい隠れた形で通っていく様子が天文台の大きな望遠鏡で見られるかもしれないということです。
たちばな天文台では、当日の午後6時ぐらいまでに行けば、当日受付で事前申し込みなど必要なく見られるということですから、暖かくして出かけていただければと思います。
※MRTテレビ「Check!」12月3日(火)放送分を再構成
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