5日の午後2時。
東京・銀座にある新潟県の情報発信拠点『THE NIIGATA』に、今朝佐渡から送られたという新鮮な「南蛮エビ」が届きました。

海を渡らなければならないため、通常のルートでは1日半はかかるはずの“エビ”。
この輸送の肝を担ったのは、飛行機の形をした大型のドローンです。

【新潟県漁業協同組合連合会 長沼賢二 両津支所長】
「いち早く、皆様の食卓に新鮮な魚を届けられるのは、非常にいいこと」

通常のルートでは1日半かかる距離だそうですが、ドローンを使うと6時間ほどに。
「南蛮エビ」は午後2時頃に『銀座・新潟情報館 THE NIIGATA』に届きました。

【千葉県在住の料理人】
「そのまま当日に届くというのは、すごくビックリですよね」

この取り組みは、島の物流をドローンで結ぶ“実証実験”の一環として、昨年に引き続き実施されたものです。

【ドローンを提供した「AIR WINGS」林賢太 代表】
「これまで佐渡島とか粟島とかの特産品が、なかなか出回らない、市場流通がなかったものが手に入る」

ドローン輸送には、住宅上空での飛行などの課題がまだ多いということですが、今後も実証を続けていくということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。