今週シリーズでお伝えしている「秋、ひとくち」です。この季節を待っていたという人もいるかもしれません。
3回目のきょう取り上げるのは、「新そば」です。意外な食べ方も体験できる西和賀町の「新そば祭り」を紹介します。

岩手県と秋田県の県境に位置する「岩手県西和賀町」。
人口5000人ほどののどかな山あいの町は、紫波町、八幡平市に次ぐ岩手県内でも有数の「ソバ」の産地です。


日本屈指の豪雪地帯としても知られる西和賀町では、雪で室を作ってそばを保管したり、そばの実を冷たい湧き水に晒して熟成させたりと、雪国ならではの方法でそばを味わっています。


そしてそのそばを一年で最もおいしいく食べられると言われているのが、実りの秋を迎えた今の季節です。
西和賀町で毎年この時期に10日ほどだけ開かれるのが「新そば祭り」です。
2024年も19日にイベントが始まりました。

(西和賀産業公社 高橋昌幸さん)
「西和賀町は寒暖差が大きく、ソバの栽培に適しています。ソバを食べられるお店もあり、西和賀そば街道と名付けてPRしています」

2024年の新そば祭りには、町内でそばを提供する合わせて6つの店が参加。
それぞれが趣向を凝らしたメニューで県内外から訪れるそば好きを迎えます。


参加店舗のうち、町の中心部から県道1号線を盛岡方面に北上した沢内地区の森の中にあるのが「母ちゃんの店『わがや』」です。


「わがや」のそばの食べ方は少し変わっていて、そばをつけるのは「つゆ」と「塩」、そしてなんと「水」です。

(髙橋記者リポート)
水「西和賀自慢の伏流水を付けて食べてみます。ソバの香りと旨味がすごい。初め
 ての体験です」


塩「そして、塩。ソバの味が強く出てきます。粗びきの感触も良いです」
つゆ「そして最後につゆ、甘めの濃い味でいいですね、食欲を増します」

そしてセットには地元食材の天ぷらが付きます。


今の時期は山菜のほか、キノコ、かぼちゃなど秋の味覚が盛りだくさんです。

西和賀町の新そば祭りは27日まで行われています。
秋ならではの町内の絶景やドライブを楽しみながら、そばのはしごはいかがでしょうか。

(わがやと高橋昌幸さんのメンバー)
「おいしい新そばを食べに西和賀町に来てください。待っています」

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