山梨県は11日、来夏の富士登山者の安全対策に関する関係団体との会合を同県富士吉田市で開いた。5合目に今夏導入した夜間の登山を規制するゲートについて閉鎖時刻を前倒しすることや、登山者に支払いを義務付けた通行料を2千円から増額したいとの考えを説明した。
会合には18団体が出席し、冒頭以外は非公開。県によると、規制ゲートの閉鎖前倒しについて、山小屋関係者など登山者を管理する団体は賛成したが、観光業の関連団体は「閉鎖時刻が早まると5合目の観光客が減る」と懸念したという。
また、県は通行料引き上げの理由として、人件費高騰や今夏の実施状況を踏まえた態勢拡充を挙げ、理解を求めた。
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