佐賀県で行われている国民スポーツ大会のレスリングで、高岡高校の小玉龍舞(こだま・ろんど)選手が準優勝しました。決勝でフォール負けを喫しましたが、“収穫”の多い一戦となりました。

高岡高校の小玉選手は、8月のインターハイで準優勝していて、今回の国スポでも優勝の期待がかります。少年男子グレコローマンスタイル92キロ級で決勝まで進んだ小玉選手、相手は、高校生ながら今年のアジア選手権と全日本選抜を制した、香川の吉田泰造(よしだ・たいぞう)選手です。

“世代最強”とも言われる相手。小玉選手は、開始1分すぎ、相手の攻撃に上手く反応すると、逆にマットに押し付け、2点を先制します。第1ピリオド残り1分を過ぎた時点で、小玉選手が3‐0とリードする展開でしたが、ここから相手が反撃に出ます。

残り15秒を切り攻撃をしかけた小玉選手。しかし、逆に背後を取られ3‐6と一気に逆転されます。

第2ピリオドも徐々にリードを広げられ、最後は、両肩をマットに1秒つけられる「フォール」負け。敗れはしましたが、強豪を相手に“攻めのレスリング”を展開した小玉選手にとって、“収穫”が多い大会となりました。

(森誠司 監督)
「まぁまぁ、良いよ。全然良かったよ」

(櫻井優史 監督)
「大丈夫、お前はよう戦ったよ」

(高知県レスリング選手団 森誠司 監督)
「最初の(第1ピリオド)3分の戦いが後半もできると、もっと彼の良いレスリングの味が出ると思う。体つきはすごくいいので、あとは(後半までの)『6分戦える体力』と、『自分のレスリング』を覚えてくれれば、もっと良い選手になるんじゃないかと思う」

(小玉龍舞 選手)
「負けちゃったんですけど、アジアチャンピオンの選手を相手に3点取れたので、自分的には、けっこう良い収穫になったと思う。大学に上がったら、もっと自分の好きな技や大技が出せるように頑張っていきたい」

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