秋のレジャーシーズンが到来!家族で釣りを楽しむ人も、一人でもくもくと釣りたい人も、ぜひ知っていてほしい熊本県内の“釣りに関する困ったを解決する店”をご紹介します。

生ゴミの心配も無用!さばいてくれる店

まずご紹介するのは、熊本県上天草市大矢野町にある「さばきや おとちゃん」。なんと、釣った魚を持ち込むとさばいてくれるお店です。

店を営むのは、魚をさばいて40年のベテラン正木さんです。 3年半前にこの店を始めました。

さばきや おとちゃん 正木和浩さん「釣られたお客さんが『さばく店がないかな』と話は聞いていたので。じゃあやってみようかって」

オープン以来、来店客は年々増加!その背景には釣り人共通の悩みがありました。

正木さん「釣りはやっても料理するのが…。帰ったら奥さんに怒られんだって…台所が汚れるし…生ゴミ出るし」

このサービスで多くの釣り人が助かっているようです。

利用客「以前は自分でさばいていたけど、大きな魚がさばきづらいのと小さい魚も量あるとやりづらいので、全部していただけるので助かっています。今では、ないと釣り行けない」

気になる料金は、魚100グラムあたり、うろこ取りと内蔵処理の場合は、50円。さらに3枚おろしと皮・骨取りをする場合は、一匹に対してプラス200円です。

利用客「料金的には安いと思う。あんまり高いなら魚逃して帰らないと(笑)

魚を持ち込む上で注意するポイントは…?

正木さん「クーラーボックスに氷を入れて冷やしてもってくる。あとはここで全部処理するから量もどれだけでもいいよ」

さらに、希望すればパック詰めまで行ってくれるサービスもあり、釣った魚をご近所に配る際にも便利です。

「さばきや おとちゃん」の営業時間は、船が出る日の午前11時から午後4時まで。利用する際は、事前に連絡すると安心です。

釣った魚を買い取る!?

続いては、熊本県合志市須屋にある「海鮮食堂 七屋(ひちや)」

「海鮮食堂 七屋」の何がありがたいかというと、魚の仕入れ方法が特徴的なんです。

海鮮食堂 七屋 前田元気さん「うちでは基本的に市場は使わないです。海から誰かがとってきた魚のみを使うというカタチです」

七屋の魚は、釣り人から直接買い取っているんです!

売りに来た人「こういうお店があると大変助かります。全部は食べきれないと思うので、そういう時に買い取ってもらえるとこっちも助かりますね」

使う魚の全てを、釣り人から仕入れるため、日によって海鮮丼にのる魚の種類が変わるのも特徴の一つ。そのため、魚が仕入れられない日は潔く臨時休業となるそう。

そんな七屋に買い取ってもらうには、いくつかのルールがあります。

前田さん「買い取り不可になるので一番多いのが冷却不足です。氷をしっかり上から被せていただくことと、ちゃんとしたクーラーボックスを使っていただくことが一番大事かなと思います」

その他にも35cm以上の大きさが無いと買い取りを断られる場合もあります。

気になる買い取り価格は、魚ごとに交渉を行います。

前田さん「高く売りたいとかってなるとうちはちょっと合わないんですけど『食べきれないから誰かお客さん食べてくれたら嬉しいな、楽できたらいいな』だったらすごく相性いいかなと」

時には、めったにお目にかかれない高級魚が入荷することも!

りゅうきゅう丼に使われる魚は、前日にSNSなどで公開されるので、要チェックです。

このサービスは大好評で、2号店が阿蘇・西原村にオープンし、今後ますます注目です。

ただ前田さんには、1つ大きな悩みが…。

前田さん「釣れる日 絶対(店に)魚が来るので(自分で)釣りに行けなくなりました。上手い方が毎日来るので心折られます。もう釣らなくていいかなぁ自分でって …(汗)」

釣った魚を手軽にさばいて、時には誰かに喜んでもらえる。2つのお店を活用して、さらに釣りを楽しんでみませんか。

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