5月5日の「端午の節句」に、子どもの健やかな成長願う「ちまき」づくりが本格化しています。

広島県福山市の菓子製造販売「父石家神田」の工場です。この会社では、20年ほど前から手作りで「ちまき」を作ってきました。

今シーズンは、3月末から作業を始め、2500本を従業員6人ほどで手がけています。

国産の笹の葉で団子を包んでいきます。

従業員
「笹のこの風味がつくから、良いんだと思います」

そしてイグサでしばっていきます。おなじみの円錐形のちまきができあがりました。ただし、手作りだからこそ市販のちまきと異なる点が…。ちまきからピョンと笹が飛び出ています。

これが備後の「ちまき」の特徴で、昔から親しまれてきたそうです。

父石家神田 神田忠明 社長
「 “備後巻き” の特徴を出して、地場の企業として備後のちまきを提供したい思いは強くなりましたよね」

ちまきは、4月下旬から本店のほか、地元のスーパーなどで販売するということです。

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