"流行の最先端"とも言われる東京・原宿で、8月24日と25日の2日間、「スーパーよさこい」が行われました。国内や海外から100を超えるチームが参加し、東京の中心地に"鳴子"の音が響きました。
東京・原宿を舞台に行われた「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2024」。24日、朝から蒸し暑さを感じる中、明治神宮での"奉納演舞"で幕を開けました。
■明治神宮 禰宜 総務部長 松井貴之さん
「"元気を全国に届けるお祭り"ですので、参加者の皆さんはもちろん、見ている方々にも、"元気・活力"をしっかりと感じてもらい、思い出に残る2日間にしていただければと思います」
2024年の「スーパーよさこい」には、国内とベトナムから合わせて106チームが参加しました。初日は、地元・関東から参加したチームを筆頭に、踊り子たちが暑さに負けない演舞を披露しました。
大学生のチームも、テンポの良い"音楽"とダイナミックな"踊り"で会場を盛り上げました。
2日目・25日は、表参道が封鎖され、高知県内チームも本場・高知のよさこいを流行の最先端の場所ともいわれる"目抜き通り"で披露しました。
2024年の、本場・高知での「よさこい祭り」で、「よさこい大賞」3連覇を達成した「とらっくよさこい(ちふれ)」も、熱い演舞を披露!
■とらっくよさこい(ちふれ)踊り子
「高知でやる、うちわをあおいでの『よいさ、ほいさ』の掛け声を、東京の人たちもやってくれてすごく楽しかった」
■とらっくよさこい(ちふれ)
「まだステージがあるんですが、もっともっと原宿を高知色に、“とらよさ色”に染めていきたい」
8月8日に発表された「南海トラフ地震臨時情報」の影響で、よさこい祭り・本番への参加を取りやめた「よんでんグループ」も、演舞を披露しました。
■よんでんグループ 踊り子
「踊り子も、(本番への)参加の取りやめを、時間をかけて受け入れてくれて、今こうして伸び伸び踊っている姿を見ると、それを『力に変えて頑張っているな』と思い、うれしい」
「本場で踊ることができなかったのがいちばん悔しいですが、表参道のお客さんがたくさんいる中で、応援していただいて踊ることができて、胸がいっぱいになり、感謝の気持ちでいっぱいになった」
東京の有名観光地の1つ、表参道での開催ということもあり、海外からの観光客の姿も多く見られました。
■イタリアからの観客
「美しくて、とても特徴的で、みんながたくさんの情熱を表現しています。大好きです!サイコー!」
■観客
「踊りが楽しかった!」
「こんなに熱いものとは思わず、すごく感動した。ちょっとやりたくなっちゃったね。いつか踊ってみたい、一緒に」
■観客
「生まれが高知で、小さいころによく行っていて、きょう久しぶりに見に来て、懐かしい気持ちになった。今、思い出してカツオを食べたくなっている」
そして、2024年の最優秀賞「元氣祭大賞」に輝いたのは…「十人十彩!」
クラシックな音楽も取り入れ、艶やかさと力強さが評価された「十人十彩」が、2010年以来、14年ぶりの「大賞」を受賞しました。
2日間雨が降らず、天候に恵まれた2024年のスーパーよさこい。東京・原宿では、踊り子の"全力の演舞"と"観客の声援"によって、本場・高知に負けないくらいの"よさこいムード"を作り出していました。
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