夏休みに入り、連日子供たちで盛況なプールですが、プールの作法は以前とは変わっていました。今どきの子どもたちには理解できないが、保護者は知っている「プールの蛇口」について考えた、2022年の記事を紹介します。
※取材協力していただいた人は当時の肩書です
厳しい暑さが続くなか、多くの人でにぎわう海やプール。
そんななか、今どきの子どもと大人とではプールから出た後の作法が違っていました。みなさんは、プールの後は目を洗いますか?
手洗い用、水飲み用、もう一つの蛇口
夏休み真っ只中、金沢市の健民海浜プールでは平日にもかかわらず1000人以上が水遊びを楽しみました。その脇に設置されている3種類の蛇口。手洗い用、水飲み用のほかシャワー状の水が上向きに出る「あの」蛇口です。訪れた子どもらに尋ねてみました。
Q.何をするための蛇口だと思う?
「分からん!」「水を飲むため?」
兼六中学校・村岡千尋 教諭
「目の粘膜を保護する成分が逆に洗い流されてしまったりして、角膜を傷つけてしまうという資料が出ていますので、それに伴って必要に応じて目を洗うと。眼を保護するという観点でも、ゴーグルをつけることが推奨されているのでそこが一番かなと思います」
眼洗い蛇口の行く末は?
話は戻って、健民海浜プール。今も残るあの蛇口については…
健民海浜公園管理事務所・中嶋幸夫 所長
Q利用している人はいるのか
「あまり見かけないが、目にゴミがはいったりとか、万一の時に洗う施設があればということで、プール開園前は不備がないか確認している」
この日もプールで多く見られたのはゴーグルを着用した子どもの姿。
日本眼科医会は、水に慣れるためにゴーグルをつけないことも必要としながらも「プールにはゴーグルの使用が望ましい」としています。
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