大分市の夏を彩る大分七夕まつりが2日から始まります。40周年の節目を迎える名物「府内戦紙(ふないぱっちん)」をはじめ、祭り本番に向けた準備が大詰めを迎えています。
【写真をみる】府内戦紙に参加する山車、まつりプログラムと交通規制
大分七夕まつりの開催を前に31日、大分市の祝祭の広場で府内戦紙の点灯式が行われました。照らし出された山車は迫力満点です。
(見物した人)「点灯すると迫力がよりもっと増してかっこいいです」
府内戦紙は1985年、新たな街の文化になるような祭の目玉として始まりました。当時の大分市長が子どもの頃に遊んだぱっちんに似ていると言ったことから“ぱっちん”と名づけられました。
40周年を迎える今回は、これまでと違った点があります。
JR九州 友清あかりさん:
「こちらがJR九州グループのぱっちんです。今年はJR九州を代表するゆふいんの森号をモチーフとさせていただきました」
36年前から参加しているJR九州グループ。武士の背中にあるのは「特急ゆふいんの森号」です。従来、山車のデザインは武者が原則でしたが、今年から自由枠が設けられました。
JR九州 友清あかりさん:
「鉄道会社なので列車を採用したら面白いのではないか、またそこから観光列車をぜひ皆さんに広く知っていただきたいと思いまして、ゆふいんの森号をモチーフとしています」
今回、企業など13団体から合計15基の山車が練り歩きます。
(見物した人)「作った人がすごいと思う。ハートなど回りがきれいに光ってかわいいなと思いました。きれいだったから本番が楽しみです」
今年の出陣式は場所を変更し、府内戦紙の会場となる昭和通りで実施。大勢の観客が見守る中、祭りのムードを高めるのが狙いです。
(府内戦紙実行委員長・三浦佑治会長)「文化を継承しつつ新しいものを取り入れ、そして後世に残っていくような祭にしたいと思い新たな試みをした。40回目の府内ぱっちんを大成功に導きたいと思います」
一方、七夕まつりが始まった時からの名物が大分の民謡「チキリンばやし」。5回目の参加となる情報サービス会社のトランスコスモスでは、本番に向けて踊り手が稽古に汗を流しています。
(参加者)「最初緊張するんですけど踊ると楽しいです」「みんなで一致団結してできるかなと思いました」「土曜日に向けてさらに練習を重ねて100点で踊りたいと思います」
大分市中心部が祭り一色に染まる「大分七夕まつり」。2日間で約40万人の人出が見込まれています。
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