『佐渡島の金山』の世界文化遺産登録が決まりました。
「この日を待っていた。この時を待っていた」と話す人も… 地元は歓喜に沸いています。

インドのニューデリーで日本時間の27日午後1時半過ぎに始まった『佐渡島の金山』の審議。

新潟県佐渡市と新潟市などに設けられたパブリックビューイング会場では、関係者が固唾を飲んで審議の行方を見守りました。そして…

記者リポート
「今、佐渡島の金山の世界遺産登録が決まりました。会場は歓喜に包まれています」

21の委員国による採決の結果世界文化遺産の登録が決まりました。

新潟県 花角知事
「これがゴールではありません。これから佐渡金山をしっかり保存するとともに、佐渡や新潟のすばらしい魅力を味わっていただいて、理解していただいて、そして地域の活性化につなげていきたいと思います」

地元・佐渡市は世界遺産登録を目指し20年以上にわたって、活動を続けてきました。

号外を受け取った人
「今まで登録されてほしいなと思っていたから、すごくうれしいです」
「『佐渡金山、世界遺産に』やった」
「いいところで、みんなにいっぱい来てほしいし、また今度行ってみたい」

佐渡島の金山をめぐっては、委員国のひとつである韓国が、戦時中に朝鮮半島出身者が「強制労働をさせられた」と主張し、登録に反対してきました。

しかし、日本政府関係者などによりますと、朝鮮半島出身の労働者が鉱山で働いた歴史を展示することなどで、「韓国側の理解が得られた」ということです。

世界文化遺産の登録は国内では21件目で、自然遺産も含めると26件目となります。

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