三重、奈良、和歌山の3県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が7日で登録20年を迎えるのを記念し、和歌山県那智勝浦町で6日、熊野古道に竹あかりをともし、参加者が石畳を歩くイベントが開かれた。ライトアップされた那智の滝を背景に、風船を入れた紙製ランタンを夜空に浮かべる催しも行った。
イベントでは、世界遺産の補陀洛山寺の本尊を特別に開帳し、熊野那智大社や青岸渡寺へと続く「大門坂」に置かれた竹あかりが点火。熊野那智大社のご神体「那智の滝」が望める青岸渡寺の三重塔の前では、発光ダイオード(LED)のランタン約100個を空中に浮かべた。
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