アメリカのニューヨーク・タイムズは去年、世界の「行くべき52か所」のひとつに福岡市を選び、屋台を取り上げました。

その「屋台文化」を外国人観光客により楽しんでもらおうと、福岡市は27日、屋台に特化した案内係=「屋台コンシェルジュ」を福岡空港に配置しました。

福岡空港国際線に

RKB 金子壮太 記者
「福岡空港国際線の観光案内所の横に屋台を専門に案内するコーナーが設置されました。」

屋台コンシェルジュは福岡市の観光資源「屋台」に特化した案内係で、おすすめの屋台や利用する際のマナーなどを英語や翻訳機で紹介します。

屋台コンシェルジュ
「フレンドリーでクリーンで美味しい、ということ。そして、屋台はバラエティに富んでいるのではしごしながらまわれることを伝えたい」

韓国からの観光客
「彼女が屋台に行きたいと言っていたのですが、どこに行けばいいかわからなかった。屋台コンシェルジュがちょうどいい屋台をおしえてくれました。天ぷら、ラーメン」

7人のコンシェルジュ

屋台コンシェルジュは7人。

年間に100回以上屋台ツアーを行っているアメリカ人ガイドを講師に迎え、屋台の魅力を伝えるための知識を学びました。

屋台での研修も重ねた

また、実際に屋台に出向いての研修も行いました。

屋台コンシェルジュ 峰聖子さん
「外国の方、来られていますか?」

長浜屋台どげん家 竹本一幸 大将
「3分の1から半分くらいは外国の方。香港、韓国、台湾の人が多い。国籍関係なくわいわいしゃべることが屋台だと起きるので、そういうのを見ると幸せだなと思いますね。」

外国語メニューも準備

屋台も外国語に対応したメニュー表などを準備しています。

長浜屋台どげん家 竹本一幸 大将
「ありがたいです。英語メニューも用意しているしもっといろんな人に楽しんでもらえると考えるとワクワクします。」

屋台コンシェルジュ 豊島慶子さん
「絶対これは食べてほしいというメニューは?」

長浜屋台どげん家 竹本一幸 大将
「ラーメンですね。12時間以上かけてスープを作っているので」

この日の研修では中洲・天神・長浜の三大屋台街をまわりました。

屋台コンシェルジュ 峰聖子さん
「自分も食べてますというのを言っておすすめしたい。おいしいですよと。食べているのと食べていないのではおすすめ具合も違うと思うので」

福岡市経済観光文化局 濱田洋輔 課長
「屋台は、福岡らしさの文化として店主や他の客とのやり取りを楽しんでもらえる貴重な場だと思う。一方で屋台の楽しみ方や選び方を知らない外国人もたくさんいるので旅の一番最初に降り立つ空港で情報発信できればと思い、企画しました。」

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