明治安田J3のカターレ富山。J1相手に怒涛の快進撃を見せたカップ戦を終え、16日からリーグ戦が再開します。相手はJ3リーグダントツ首位の大宮アルディージャ。カターレが大宮の独走を許しません。
16日の大宮戦に向け、熱のこもった練習を行うカターレ富山。カップ戦でJ1・J2を軒並み撃破した勢いそのままに、リーグ戦につなげられるか…。
ことしからJ3も参加して行われたルヴァンカップ。3月の初戦でJ2・モンテディオ山形を破るとー。J2・清水エスパルス戦ではー守護神・田川がスーパーセーブを連発。
格上相手に大金星をあげます。
さらに快進撃は続きます。去年のJ1王者・ヴィッセル神戸相手にもー。
見事J1を撃破。ことしのルヴァンカップに激震を走らせました。
リーグ戦の合間を縫ってルヴァンカップ・天皇杯を同時進行で行う過密スケジュール。試合ごとにメンバーを入れ替え、ほぼすべての選手が試合に出場。
厳しい状況を戦い抜き、チーム力の底上げにもなりました。
小田切道治監督:「ほとんどの選手が出て、誰が出ても、個の特徴はあっても、大きく変わらなかった」
その中で、結果を出した1人がー
カターレ在籍6年目の齋藤和希。去年は出場機会がなく、ことしもピッチに立っていません。しかし、試合に出る準備はし続けていました。
齋藤和希選手:「年下があんだけ頑張ってるんで(キーパーの中で)最年長の自分がやらないわけにはいかない」
J1・コンサドーレ札幌との戦いで、ビッグセーブを見せます。
そしてこのプレーが、動画アプリでルヴァンカップのスーパーシーンにも選ばれました。
齋藤和希選手:「あんまり覚えてなくて、身体が勝手に動いた。試合に出て活躍したいという気持ちがまた芽生えた」
現在11位のカターレ富山は、ここまで15試合を終えて5勝6分4敗。失点は13でリーグ5番目の少なさ。ルヴァンカップでもJ1相手にその守備力を見せつけました。一方、得点はリーグで14番目。課題は得点力です。
チームの点取り屋はルーキーの碓井聖生。リーグ戦では4得点、カップ戦も合わせると今シーズン8ゴールを決めています。
碓井聖生選手:「自分の目標は得点王なので、まだまだ全然足りないです」
この碓井に続く得点源として期待されるのがチームのキャプテン・吉平翼。
吉平翼選手:「いまチームで聖生がリーグ戦で4点、一番取ってますけど、自分も最低限それぐらいいきたかった」
今シーズンは3得点。キャプテン翼のゴール量産に期待がかかります。
16日にホームで迎え撃つ大宮アルディージャは、今シーズンわずか1敗と首位を独走。数々のJ1・J2チームを打ち破ってきた自信を武器に。いまだリーグ戦では負けなしのホームで迎え撃ちます。
碓井聖生選手:「難しい試合にはなると思いますし、でも僕らJ1(に勝利を)経験してきたからこそ、出せるものもあると思うので、そこで得た経験をすべてぶつければ勝利につながると思う」
吉平翼選手:「しっかりと自分たちのサッカーをやって、しっかりとぶつかって、ハードワークして必ず勝ちたいと思います」
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