サッカー・JFL、高知ユナイテッドSCが7日のゲームで勝ち“開幕5連勝”。現在、首位を独走中です。7日の生中継に出演してくださった元・日本代表金田喜稔(かねだ・のぶとし)さんの解説とともに、ゲームを振り返ります!

開幕から4連勝と勢いに乗っている高知ユナイテッドSC。7日は、ホーム・春野に三重のアトレチコ鈴鹿を迎えました。

(解説 金田喜稔さん)
「開幕から4連勝というのは、本当に自信になると思いますし、4試合で10得点、バランスがいいですね、失点2ですから。『攻守のバランスがいい』ということでチーム全体が自信を持っていると思います」

地元サポーターの前で「開幕5連勝」といきたいユナイテッドですが、序盤から鈴鹿に攻め込まれます。前半10分過ぎ、鈴鹿にコーナーキックのチャンスを掴まれると…

このまま鈴鹿のペースで試合が進む中、前半17分でした。7番・樋口(ひぐち)から18番・東家(とうや)、そして右サイドの10番・佐々木(ささき)に送られ…

新加入、15番・宇田(うだ)の今シーズン初ゴールで先制!

(解説 金田喜稔さん)
「宇田がよく反応しましたねぇ!足を伸ばして、右のアウトぐらいですかね、触ったのは。宇田が決めてるんですけど、同じように14番・原田がダイビングヘッドしているじゃないですか。原田のダイビングヘッドも執念を感じるし、キーパーは、どっちがシュートを打つかわからないですよ。だから、キーパーは後手を踏まざるを得ないので、反応は遅れますよね」

少ないチャンスをしっかりと得点に繋げたユナイテッド。1対0とリードして折り返した後半は、鈴鹿の隙を突いて相手ゴールに攻め込みます。まずは後半13分。

高知(18)東家 シュート
高知(7)樋口 シュート

そして後半18分。今度は左サイドから。

高知(18)東家 シュート

(解説 金田喜稔さん)
「東家のターンからのシュートも素晴らしかったし、ここは鈴鹿のディフェンスもファインプレーですよ。戻ったのは鈴鹿の石川ですね、これはスーパープレーですよ」

相手のディフェンスに阻まれ、ゴールネットを揺らせません。

そんな中、後半20分でした。

高知(18)東家 追加点のゴール

再三のチャンスで決めきれなかった東家が、大きな追加点のゴール!

(解説 金田喜稔さん)
「今のはけっこうなテクニックがあったかもしれないね。両サイドを狙ってくるというフォームを作りつつ、逆サイドのコースに流し込んでいるんですけど、まぁ“技あり”ですよね。佐々木から、素晴らしいパスが出ましたよね」

そして…

「ここでホイッスルです。試合終了、高知ユナイテッドSC、勢いにのって開幕5連勝!」

(先制ゴール 宇田光史朗 選手)
「試合の最初から押し込まれる展開もあって、体力的にはしんどかったんですけど、(佐々木)敦河くんにボールが入った時に、クロスを上げる準備をしていて、(佐々木と)目が合って、『絶対ここに入ってくるな』と感じたので、信じて(自分も)入っていけてよかったです」

(追加点のゴール 東家聡樹 選手)
「(佐々木)敦河がいいタイミングでボールをくれたので、あとは決めるだけでした。前半から自分、がシュートを外していたので、早く決めてディフェンス陣を楽にさせたいと思っていたので、後半(点を)とれてよかったと思います」

(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「前半1点はアトレチコ鈴鹿に押し込まれている状況でのカウンターだったので、苦しい時間帯を助けるゴールだったと思います。後半に関しては“自分たちの時間帯”の中で点が取れたのが非常に大きかったです。『選手がたくましくなったなぁ』と思うし、見に来てくれている方々に『自分たちのピッチで激しいプレーを見せたい』という思いが出た一戦になったのではないでしょうか」

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