豊かな自然に囲まれた古殿町。
実は、お米を使った郷土料理がたくさんあるんです。
ご飯に味噌や砂糖、米粉を混ぜて油で揚げた「揚げまんま」や、「オヤマボクチ」通称「ごぼうっ葉(ぱ)」を練り込んだ凍み餅、「ごぼっぱ餅」などがあります。
しかし、そんな古殿のお米を使った郷土料理の中で、なにやら、おもてなしの際に食べられる逸品があるというのです。
早速、地元の方に聞いてみると・・
---地元民「カステラ。カステラの寿司。」
え、カステラの寿司?
---地元民「カステラ寿司なんてあるね、巻いたやつ。」
えっ、巻き寿司?
---地元民「ご飯とお菓子の兼用かな?ごはんかな?」
---地元民「おふくろの駅に行くと情報が入る。」
ということで、道の駅ふるどの、おふくろの駅へ。
連日お客さんでにぎわう店内には、地元の野菜やお菓子など、古殿自慢の商品がズラリ。
そんな中、堂々と「古殿名物」を掲げた「カステラ巻き」の文字を発見。
その正体が・・こちら!!
その名の通り、カステラとご飯という衝撃のビジュアル。
これはかなり気になる・・・ということで、生産者の鈴木ウメ子さんを訪ねてみることに。
---鈴木ウメ子さん「正月とかお盆とか結婚式とか人が集まるとき。昔、父が結婚式帰りに持って帰ってきたお膳に必ず1つ入っていた。兄弟が5人いたから自分は食べられなかった。」
意外な組み合わせですが、その美味しさは、兄弟で取り合いになるほど。
---鈴木ウメ子さん「味はカステラが甘いので、ちょっと酢を多くする。」
そしてこちらは、かんぴょう、かと思いきや・・・
---鈴木ウメ子さん「フキ。自分で煮て保存してこれはいいと思って。」
見慣れた海苔巻きが完成したところで、主役のカステラが登場。
その上に、またもやごはんをのせていきます。
そう、カステラ巻きは、海苔とカステラを二重に巻くのがポイント。
それが、二重の喜びを表すともいわれ、もてなし料理として食べられてきたんです。
お砂糖が貴重だった時代に生まれたカステラ巻は、さぞご馳走だったのでしょうね。
一見バラバラに見える組み合わせですが、意外にも一体感抜群。
やさしい甘さのカステラ生地に、酢を強めに効かせた酢飯がいいアクセントになって、スッキリした味わいで絶品なんです。
---カガちゃん「さっきね、ウメ子さんが持ってこられました。明るい方でね(笑)」
---玲奈アナ「愛がこもってる(笑)」
---カガちゃん「(一口食べて)おいしいじゃな~い!食感がいいね~。フキが美味しい!」
---玲奈アナ「(一口食べて)おいひい。工夫されてますね。酢とカステラの甘みがちょうど良い。」
カステラ巻きは「道の駅ふるどの おふくろの駅」で販売。
地元民お墨付きの古殿の味、お試しあれ!
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