減量中の格闘家が買いに訪れるというケーキ店があります。その人気の秘密とは?5月12日の母の日、いつものメニューに加えて、母の日限定のケーキでお客さんを迎えるお店の一日を定点観測しました。

店内の壁には格闘家のサインがずらり!

 5月12日の母の日。兵庫県明石市のケーキ店「プロップ」には、お母さんへのプレゼントを買い求めるお客さんが大勢来店しました。大粒のイチゴを乗せたショートケーキに、ベルギー産チョコレートを使用したケーキなど素材にこだわった優しい味が人気の秘訣です。
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 (お客さん)「あっさりしていて、あまり甘くなくて食べやすいです」
 (お客さん)「(Q何のケーキが好き?)イチゴ。チョコ」

 そんなプロップにはある特徴があります。
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 (プロップ大久保店店主 渡邉勝二郎さん)「サインいっぱいあるでしょ。格闘家の人たちがずら~っとありますね。ケーキ屋さんでは珍しいほうやと思いますね」

 なぜ格闘家に愛されているのか?人気の秘密を探るべく、朝から取材してみました。

いつもより1時間前倒しで準備「きょう頑張らないとおまんま食い上げ」

 午前5時50分。まだ町が静かな午前6時ごろ、1台の車がお店の前にやってきました。プロップ大久保店の店主・渡邉勝二郎さんです。この日は母の日。いつもより1時間前倒しで準備にとりかかります。

 (渡邉さん)「(Qきょうは忙しくなりそう?)なってほしいですね、やっぱり。ハロウィンとかまではほとんどイベントがないので、きょう頑張らないとおまんま食い上げです」

 開店までが最も忙しい時間帯。3人体制で準備を進めます。

 (スタッフ)「眠いです。正直眠いです」
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 開店まであと4時間。渡邉さん、オーブンにつきっきりです。
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 (渡邉さん)「焼けました~。おいしそう。いいにおいがしますよね。オーブン担当ってデブには向いてないと思いません?温度が下がったりしたらダメなので。僕のところだけエアコンあたらないんですよ」
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 いつものメニューに加えて、母の日限定のケーキもつくります。

母の日にケーキを買い求める人たちの笑顔

 午前10時。開店直後、さっそくお客さんがやってきました。

 (女の子)「葉っぱがついてるチョコの…」
 (お母さん)「チョコにするの?」
 (女の子)「うん。…やっぱりフルーツのにしよう」

 たくさんのケーキに迷ってしまう女の子たち。一方、お母さんは…。

 (お母さん)「今何個ですか?」
 (スタッフ)「7個です」
 (お母さん)「あとモンブラン一個で」

 注文に大忙しです。

 (お母さん)「10人みんなで集まるので。きょうだいもみんな帰ってくるので」

 母の日を親族みんなで盛大に祝うんだそう。

 (女の子)「お母さん大好き」
 (お母さん)「うれしかったです。お手紙といっしょにもらえて」

 せっかくの母の日をケーキで彩ろうと、その後も次々とお客さんが来店します。

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