輪王寺の餅つきは、奈良時代、山伏が山で修行するときに餅を神仏に供えて安全を祈願するとともに、携帯食にしていたことに由来するとされ、毎年この時期に行われています。
21日は、山伏姿の僧侶たちが本堂で祈りを捧げたあと、臼ときねが用意された結界の中に入って臼を清め、餅つきを始めました。
僧侶たちは、太鼓の音と読経が響く中できねをふるって5キロの餅をつきあげました。
寺では、今月30日までにあわせて120キロの餅をついて、境内のおよそ70カ所に供え、新年を迎える準備を整えるということです。
宇都宮市から来た夫婦は、「新年に向けたおめでたい感じがしました。来年は平和で穏やかな年であってほしいです」と話していました。
輪王寺の僧侶、藤川森映さんは、「来年がよい年になるよう気持ちをこめて餅をつきました」と話していました。
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