福島県は同県郡山市で造成中のメガソーラー(大規模太陽光発電施設)について、不正な工事があったとして工事中止を指示した。盛り土の強度が不十分で土砂などが流出する恐れがあるとしている。

県によると、中止を指示したメガソーラーの事業者は太陽Reserve3合同会社で、日本国土開発が施工を担当する。施工中の工事を撮影した写真に問題があったほか、盛り土を締め固める工事が不正だったとしている。

このため、県は5月24日付で工事中止を指示したと県議会で公表した。事業者側が復旧措置の計画書を県に提出して認められれば工事を再開できる。

福島県内のメガソーラーを巡っては、福島市の先達山にある施設でも6月上旬の大雨で泥水が県道に流れ出す問題があった。県は雨水が流れる水路の工事を早急に進めるよう求めるなど対策を強化している。

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