これは宇宙開発を行っているアメリカの民間企業「アクシオム・スペース」が8日、公式サイトで明らかにしました。

それによりますと、先月末でJAXAを退職した宇宙飛行士の若田光一さんを新たにアジア太平洋地域の宇宙飛行士兼最高技術責任者に任命したとしています。

その上で、数十年に及ぶ宇宙飛行の経験がある若田さんは、アジア太平洋地域における事業の拡大を主導していくとともに、この企業が計画している世界初の商業宇宙ステーションの発展に貢献していくことになると期待を寄せています。

一方、若田さんも8日夜、自身の公式Xを更新し「アクシオム・スペースのチームに加わることをうれしく思います。宇宙ビジネスの発展のために国際的な協力関係を広げていくことを楽しみにしています」と投稿しています。

若田光一さんはこれまで5回の宇宙飛行を行い、通算の宇宙滞在日数は504日あまりと、いずれも日本人として最多・最長を記録しているほか、日本人で初めて国際宇宙ステーションの「船長」も務めました。

また、先月29日の会見では、「経験を生かして民間による宇宙での活動を盛り上げていきたい」と意気込みを語っていました。

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