これは、和歌山県福祉事業団とその事業団が運営する、上富田町の障害者の支援施設「南紀あけぼの園」が9日、記者会見をして明らかにしました。
それによりますと、ことし1月、30代の女性の生活支援員が、就寝時間の前に大声をあげていた利用者の知的障害者に対し、目と口を養生テープで塞ぐ虐待をしていたということです。
ほかの職員の報告で発覚し施設が調査したところ、生活支援員は
▽この虐待の様子を撮影して画像を同僚に送っていたほか
▽去年7月ごろから複数の利用者に顔や頭をたたくなど
合わせて8件の虐待を繰り返していたことも、わかったということです。
調査に対してこの生活支援員は「他の利用者から大声に苦情が来ると思ってテープをした。撮影したので他の職員に見せたかった」と話したということで、10日付けで懲戒解雇にすることにしています。
施設などによりますと利用者にけがはなかったということで和歌山県福祉事業団の日置美次理事長は「被害にあった利用者や家族の方に、心より深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
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