8日夜、長野市で起きた火災は住宅など3棟が全焼し、9日朝になってようやく消し止められました。煙突から火が出て屋根などに燃え移ったとみられます。消防は煙突の中にたまったすすなどは火の粉で燃える可能性があり、定期的な掃除などを呼びかけています。
激しく上がる炎。住宅が炎に包まれます。
8日午後7時前、長野市西長野往生地の住宅から出火。強い風にあおられ、敷地内にあった土蔵や物置にも燃え移りました。
近所の人:
「最初はこんなに火が出てなくて、どんどん燃え広がってきて」
当時、住宅には70代の夫と60代の妻がいましたが、逃げ出して無事でした。
住宅など3棟が全焼、約9時間後の9日午前4時前にようやく鎮火しました。
火事から一夜明け、現場の建物はほとんどが焼け落ちていました。
火災の原因は―。
住人からの通報では「煙突から屋根に火が移った」というものでした。
近所の住民などによりますと、火災のあった住宅はまきを燃やして風呂を沸かしていたということです。
消防と警察が詳しい原因を調べています。
一方、寒冷地の信州ではまき風呂やまきストーブを利用している住宅も多く煙突付近から出火する火災が後を絶ちません。
別荘地を抱える軽井沢消防署管内は毎年1、2件ほどあるということです。
軽井沢消防署・伊藤正弘副署長:
「煙突の中を掃除しないことによって『すす』ですね。煙突に付着したすすが燃えて火災に至るケースは多い」
注意点は―
軽井沢消防署・伊藤正弘副署長:
「安全に使用していただくためには、乾燥したまきを使っていただき、煙突、周囲の清掃、清掃を怠らないことが一番安全に使う基準」
少なくとも1年に一度は煙突の清掃をするよう呼びかけています。
8日夜の火災も煙突から火が出て燃え移った可能性がありますが、詳しい原因は分かっていません。
消防や警察は現場検証を進め調べています。
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