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 地方移住を伴う「移住婚」が今、注目されています。

■日本仲人協会 移住婚1.2〜1.3倍に増加

 埼玉県熊谷市に住む齋藤さんご夫婦。妻の満子さん(32)は去年12月まで静岡県に住んでいましたが、熊谷市に住んでいた岳さん(34)との結婚を機に、仕事を辞めて熊谷市に移住しました。 満子さん
「(結婚)相談所に入る前っていうのは、近場の人でと思ってはいたんですけど」  もともと居住地が違う2人。なぜ出会って結婚することになったのでしょうか?  婚活をしていた2人ははじめ、それぞれの居住地の近くで相手を探そうとしていましたが…。 満子さん
「たまたま入った相談所の仲人さんが、『家でも(オンラインで)いろんな人と出会いがあるから!』と。素直にアドバイスを受け入れて、やってみようというのが始まりでした」  アドバイスを受け入れて、Zoomでお見合いを始めた満子さん。遠方に住む岳さんと出会ってすぐ、パズルのピースが合うように相性がぴったりとはまった感覚に驚きました。 満子さん
「どうしても初対面って、いい表情であったりとか、いいことを言おうみたいになると思うが。そういうのがなくて、素のままっていうか、ありのままというか。そこが印象が良かった」  齋藤さん夫婦のように、移住を伴う結婚を「移住婚」といいます。  齋藤さん夫婦が登録していた日本仲人協会では、成婚数は5年ほど横ばいですが、移住婚は1.2倍〜1.3倍と増加しているということです。

 なぜ、移住婚に関心が高まっているのでしょうか?

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■交際期間は2カ月 移住婚の魅力とは?

■交際期間は2カ月 移住婚の魅力とは?

日本仲人協会 仲人士 山本明子さん
「(コロナ禍で)お見合いがカフェなどで会ってすることができなくなったことで、オンラインお見合いが爆発的に普及した」  協会では現在、全国の仲人が定期的にオンラインで集まって居住地にとらわれない形で、担当する会員の情報交換などをしています。  齋藤さんご夫婦の交際期間は2カ月ほど。移住婚に不安はなかったのでしょうか? 満子さん
「生活の基盤を置くところなので、やっぱり知らないところというところで、いきなり行ってというのは、怖いものがあると思ったんですけど。いろいろ教えてもらって、不安がだんだん“こういうところもあるんだ”“そういうところなんだ”というのを、住む前から知れたという部分で、徐々に不安感はなくなっていきました」  満子さんは去年の11月に岳さんからのプロポーズを受けて、いい夫婦の日(11月22日)に婚姻届を提出しました。  移住婚の魅力については、こう語ります。 岳さん
「(相手の故郷など)自分の知らないところを知ることができて、日本って狭いようで広いなと感じる部分がありますね」 満子さん
「先入観みたいなところで物事を考えていたのが、温かみのある土地柄っていうんですかね。食の魅力もあったりとか、きれいな桜を肌で感じてみたりとか、本当に魅力あふれるところですので、ぜひぜひ(移住婚を)と思いますね」

(「グッド!モーニング」2024年4月9日放送分より)

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