10日（金）も1日の中で気温差大　週末にかけては真夏日も　寒暖差ますます激しく

冷え込み強く 北海道で冬日続出

寒気や放射冷却の影響できょう9日の朝は全国的に冷え込みが強まりました。気温が0℃を下回る冬日になったのは北海道のおよそ4割にあたる68地点。旭川などではおよそ1カ月ぶりの冬日となっています。また、関東から九州も平年より気温が低くなり、久しぶりの寒い朝になりました。

関東で雨や雪

関東はきょうの午前中も大気の不安定な状況が続き雨や曇りのぐずついた天気となり、栃木県奥日光周辺など標高の高い地域は雪が降りました。西日本や北日本は天気が回復して前日に比べて気温も高くなりますが、寒気の影響を最後まで受けるのが関東や東海です。日中の気温が上がらず東京は正午までの最高気温が15.5℃。このまま20℃に届かなければ4月24日以来、15日ぶりの寒さということになります。

あす10日（金）は移動性高気圧に覆われて全国的に安定して晴れそうです。一日を通して日差したっぷりで空気も乾燥、洗濯物もよく乾きそうです。気温が低い状態も解消され関東から西はほぼ平年並み、北陸から北海道は5月から6月並みの暖かさとなります。
ただ、注意が必要なのが一日の中の気温変化です。朝は冷え込み、昼頃にかけて気温は急上昇します。最低気温と最高気温の差は20℃以上の所もありそうです。最高気温だけを見て服装を選ぶと朝晩は寒いと感じるかもしれません。服装は慎重に選んで出発しましょう。

週末は夏の暑さへ

今週前半は寒気による雪や寒さ、雷雨が天気のトピックになりましたが、週末にかけて主役は暖気にかわります。季節外れの暖かい空気が列島に流れ込み、またまた夏のような暑さとなりそうです。
特に平年より気温が高くなるのは長野や北陸、北日本です。7月並みの暑さとなり、土曜日は長野や山形、福島などで30℃以上の真夏日が予想されています。北海道も札幌で24℃など半袖でも過ごせる陽気となります。雪が降ったり寒くなったりと思いきや一気に夏のような暑さになります。激しい寒暖差に注意してください。
また、日差しも強くなってきています。熱中症対策に加えて紫外線対策も心掛けていきましょう。