栃木県那須町の河川敷で4月16日朝、会社役員宝島龍太郎さん(55)夫婦の遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕された佐々木光容疑者(28)が、「4月初旬に死体処理の依頼があった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。  警視庁と県警の合同捜査本部は、夫婦の娘の内縁の夫である関根誠端(せいは)容疑者(32)=同容疑で逮捕=が主導し、計画的に準備を進めたとみて調べている。  捜査関係者によると、関根容疑者は、知人の佐々木容疑者を通じて指示を出していたとみられる。平山綾拳(りょうけん)容疑者(25)=同=は「佐々木容疑者から依頼を受けた」と供述しており、4月13日に埼玉県内で携行缶やガソリンを、翌14日に東京・上野で粘着テープと結束バンドをそれぞれ購入している。  関根容疑者は4月15日夜、夫婦らと一緒にレンタカーに乗っていたが、いずれかの場所で降車した。夫婦が品川区内の空き家で暴行を受けたとみられる16日未明、関根容疑者の所有する高級車が空き家の周辺を走っていたことも判明した。同容疑者自身は現場に行かず、別の容疑者に暴行を指示した可能性がある。 

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