雨が降らず干上がった川底=2022年8月、中国・江西省南昌市(ロイター=共同)
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、今年4月の世界平均気温が15・03度で、4月としては1940年からの観測史上最高だったと発表した。これまで最高だった2016年を0・14度上回った。その月としての記録を更新するのは昨年6月から11カ月連続となった。 産業革命前と同程度とされる1850~1900年の4月の推定平均気温より1・58度高かった。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標だが、達成は厳しい情勢となっている。
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