模範となるような技術や功績を持つ人に贈られる黄綬褒章を、女性騎手として初めて受章した名古屋競馬の宮下瞳騎手(46)が7日、名古屋市中区の愛知県公館で大村秀章知事を表敬訪問した。知事から記念にむちが贈られた。
宮下騎手は1995年に18歳でデビュー。2011年に出産のため引退したが、息子に「お母さんが馬に乗っているところを見たい」と背中を押され、16年に現役復帰した。21年には国内の女性騎手として初の通算1千勝を達成。今年4月末現在で1217勝を挙げている。
大村知事は「ママさんジョッキーとして子育てと両立する姿は、多くの騎手のお手本になっている」とたたえた。宮下騎手は「子どもの『おめでとう』が日々の活力。一日でも長く馬に乗っていられるようがんばりたい」と語った。(松島研人)
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