北海道民にもなじみの深い、“マー君”こと田中将大投手。

 ジャイアンツへの入団が決まり会見を行いました。

 日米通算200勝まであと3勝。

 何を語ったのでしょうか?

 「読売巨人軍と契約させていただきました田中将大です。自分としては3勝で終わる気持ちはありません。競争は激しいと思いますが、自分自身、まだまだできるんだという証明をしたい」(田中 将大 投手)

 ジャイアンツへの入団が決まった田中将大投手。

 会見で背番号11が披露されました。

 “マー君”の愛称で親しまれた田中投手は、夏の甲子園エースとして駒大苫小牧を優勝に導きました。

 そして2007年、イーグルスに入団。

 「プロ初勝利を目指して、いずれは日本球界を代表するような投手になりたい」(田中投手・2007年)

 その言葉通り、1年目から先発として活躍し。2013年には24勝0敗で球団初のリーグ優勝と日本一に貢献しました。

 「うれしいです。ここまで来れるとは思っていなかったです。1試合、1試合集中して臨んだ結果だと思います」(田中投手・2013年)

 2014年にはニューヨーク・ヤンキースに移籍。

 2021年に古巣のイーグルスに復帰し、4年間で20勝をあげチームに貢献してきました。

 そして今回、ジャイアンツに入団が決定。

 「とてもうれしいです。それが率直な気持ち」(田中投手)

 「いろいろ、うだうだ言われていますが『できる』と信じてあげるしかできません。2ケタ勝って、ジャイアンツのユニフォームを着て一緒に日本一になることしか考えていません」(阿部 慎之助 監督)

 「うだうだ言われているのを知っているので、自分で証明するしかないと思っている。結果で恩返しできるようにと思っている」(田中投手)

 あと3勝に迫った、日米通算200勝については。

 「ここ数年ずっと聞かれて、ずっと答えて、ずっと達成できない。いい加減クリアしたいなという気持ちだが、そんな自分に対してもフラストレーションがたまる。2024年のシーズンは全てを振り返って、野球で何もできなかったシーズンというのは初めてだったので、めちゃめちゃ悔しかった。やり返したい気持ちがある。チームは変わるが、自分にできることを常に頭に置きながら行動していきたい」(田中投手)

 田中投手が高校時代を送った北海道苫小牧市。

 地元の人たちの反応は?

 「イーグルスで続けて200勝を達成すると思っていたんですけど、他の球団でも頑張ってほしい」(苫小牧市民)

 「うれしいんじゃないですか、市民は。VHSビデオに録画したのを捨てずにとってあります。体力が続く限り頑張ってほしい」(苫小牧市民)

 ホッキカレーが名物の「マルトマ食堂」。

 田中投手も、この店に足しげく通いました。

 「かなり安心しました。自分のことのように思っていたので。本心を言えばファイターズに入ってほしいという気持ちも大きかったんですけれど、まずは移籍先が決まって良かったというのが本音です」(マルトマ食堂 三浦 未 店長)

 田中投手の2学年先輩にあたる、駒大苫小牧高校野球部の佐々木孝介監督は。

 「歴史のある球団に必要とされているということは、すばらしいことだと思います。ぜひ、ジャイアンツで日米通算200勝を達成してほしい」(佐々木 孝介 監督)

 “マー君”は次の舞台で、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

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