被害額は１億円。愛媛県松山市の男性が実在する大手証券会社などを名乗る相手からＳＮＳでウソの投資話に誘われ現金をだまし取られました。警察は被害届を２５日に受けて捜査していて、愛媛で確認されたＳＮＳ型投資詐欺事件では過去最大の被害額です。
被害にあったのは松山市内に住む無職の男性（６０代）です。
警察によりますと男性は７月中旬、実在する大手証券会社とチーフアナリストを名乗る相手からＳＮＳにメッセージが届き、ウソの原油の先物取引を始めました。
この取引で８月９日から９月２日までの間に、ＡＴＭやネットバンクで指定された口座に現金８０００万円を振り込みました。
このあと専用のアカウント上で利益が出たことから現金を引き出そうとしたところ「不正アクセスを検知した。再開には証拠金が必要」などと口実をつけられ、９月下旬にさらに２０００万円を振り込み、あわせて１億円をだまし取られました。
男性は振り込んだあとに不安に思い警察に相談してだまされたことが判明しました。
警察はＳＮＳ型の投資詐欺事件として捜査していて、実在する著名人を名乗ったりＳＮＳ上だけでやりとりしたりする投資話は、家族や警察に相談するよう呼びかけています。
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