厚生労働省は、医療費が高額になった場合、一定の金額を超えた分は払い戻される制度について、来年8月から上限額を引き上げることを決めました。
「高額療養費制度」は1カ月あたりの医療費が高額になった場合、患者の年齢や年収に応じて設けられた上限を超えた分が後から払い戻されるものです。
24日、福岡資麿厚生労働大臣は加藤勝信財務大臣と2025年度の予算折衝を行い、高額療養費の限度額の引き上げが決まりました。
2025年8月から年収およそ370万円から770万円の人は、8000円ほど引き上げられます。
さらに、そこから2年かけて年収区分を細分化したうえで、上限額を引き上げるとしています。
福岡大臣は予算折衝後の会見で「一人ひとりが今回の見直しについて、自身の負担感も含めて理解をいただけるよう努めたい」としています。
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