三重県鈴鹿市の社会福祉法人の役員変更を巡る贈収賄事件で、贈賄の罪に問われている理事長の男が24日、初公判で起訴内容を認めました。

 鈴鹿市で介護施設を運営する社会福祉法人「かがやき福祉会」の理事長・迫丸卓哉被告(44)は一昨年2月、前の理事長に対し役員を指定の人物に交代させる見返りに、現金3500万円の賄賂を渡した罪などに問われています。

 迫丸被告は前の年に理事長になっていましたが、冒頭陳述で検察側は「理事長選任に必要な理事会が開催されていなかった」と、迫丸被告の地位も正当なものではなかったと指摘しました。

 迫丸被告は起訴内容を認め、弁護側はともに逮捕された金田充史被告(53)の指示による従属的な犯行だったと主張しています。

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