2025年1月に閉店することが決まった東京・足立区にある人気の餃子専門店。 その理由の一つは、大量の商品を盗む“ドロボー”による相次ぐ窃盗被害だった。これまでに25回も被害に遭っていたという。オーナーは「繰り返し来る犯人、とても許せない」と怒りをあらわにした。

2024年だけで25回以上…人気の餃子専門店で相次ぐ窃盗

東京・足立区にあるギョーザ専門店「大阪ふくちぁん餃子 東京綾瀬店」の入り口には、2025年1月4日を最後に閉店すると書かれた貼り紙があった。店内の在庫もどこかまばらだ。

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オーナーが「繰り返し来る犯人、とても許せない」と怒りをあらわにしたのは、相次ぐ泥棒被害だという。その数、何とこれまでに25回も被害に遭っていた。2年続いた人気店の閉店理由の一つだという。

大阪ふくちぁん餃子 東京綾瀬店・オーナー:
7、8パックぐらい。大量の商品を持ち出している。お店の経営自体が非常に厳しい状況です。

店の防犯カメラに映っていたのは、11月15日、真夜中に現れた片手に白の紙袋を持った人物。冷凍庫に真っすぐ向かうと、数点の商品を紙袋に入れ、お金を払わずに店から出ていった。

そして、12月6日の午前2時前にも、白と緑の紙袋を持った人物が現れる。2つの袋は商品でパンパン。そのまま店を出て行っていった。

自身の防カメ写真見ても…堂々と盗み去る

さらに同様の被害は、その6日後にもあった。
12日午前1時過ぎ、泥棒の手にはいつも通り白の紙袋が持たれていた。

しかし、入り口でしばらく立ち止まり、いつもと少し様子が違うようだ。何を見ていたのかというと、入り口に貼られていた“あるポスター”だった。

大阪ふくちぁん餃子 東京綾瀬店・オーナー:
2人の窃盗犯のデータを印刷してポスターを店頭に貼った。

啓発ポスターを見て諦めるかと思いきや、店内に入り、白と緑の紙袋に商品を入れて堂々と盗み去っていった。この3日間で盗まれたのは、合計1万6000円だった。

オーナーによると、泥棒による被害は2024年だけで少なくとも合計25回。11月と12月だけで4回も被害に遭ったという。

あまりにも多すぎる窃盗被害が閉店に追い込まれた理由の1つだというオーナーは、悲痛な思いを語った。

大阪ふくちぁん餃子 東京綾瀬店・オーナー:
やむを得ずに閉店すること自体は、私としてはすごく悲しい。悔しい気持ちもすごくある。自首してほしいし、反省してほしい。
(「イット!」12月24日放送より)

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