大手広告会社「電通」の新入社員だった高橋まつりさんが亡くなって9年となるのに合わせ、母親が「悔しくてたまりません」などとする手記を公表しました。

 高橋まつりさん(当時24)は9年前の12月25日、長時間労働の末に自殺しました。

 母親の幸美さんは命日に合わせて「絶対に幸せになってほしかった。そう思うと悔しくてたまりません」との思いをつづった手記を公表しました。

 過労死や仕事が原因の病気がなくならないとして、「経済成長のため、企業の利益のために人の命が犠牲になることがないように企業経営、国の政策を実行してほしい」とも呼び掛けています。

 そのうえで「誰もが安心して働き、誰もが希望を持って人生を送れる国になるように願い、まつりとともに力を尽くしたい」と訴えています。

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