東京都心上空を通って羽田空港に着陸する「羽田新ルート」を巡り、国土交通省の検討会が24日、会合を開き、騒音負担を分散するための代替ルートについて議論した。現在、検討中の飛行方式導入に向けた課題が残っているため、来年中に開催する次回以降の検討会で結論を得る。  羽田新ルートは発着回数の増加を目的に、2020年に運用を始めた。南風が吹いた日の午後3~7時に限り、埼玉県から新宿、渋谷などを南下しながら高度を下げ、羽田に着陸する。市街地上空を低い高度で飛ぶため、騒音などの苦情が寄せられていた。

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