泊村にある泊原発3号機をめぐっては、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査が2013年から続いています。
焦点となっていた地震や火山など自然災害に関する審査が、12月中旬までに終了し、24日に開かれた審査会合では、北海道電力が、残っていた重大事故への対策などについて説明し、大筋で了承されました。
これで、申請から11年余りがたってすべての審査項目についての説明が終わり、審査会合での議論が事実上終了したことになります。
北海道電力は今後、新たな地震や津波の想定に基づいて施設の設計などを修正し、規制委員会に提出することにしていて、規制委員会は提出された書類や、これまでの議論を踏まえて審査に合格させるか判断することになります。
北海道電力は、泊原発3号機の再稼働に向けて新たな防潮堤の建設工事を進めていて、2027年3月までに完成させることを目指す方針を示しています。
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