「発熱やせきが改善する」などと説明して無承認の医薬品などを販売した疑いで長野県塩尻市の男女2人が逮捕された事件で、松本区検は23日、2人とその会社を略式起訴しました。

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に違反した罪で略式起訴されたのは、塩尻市の会社役員の女(47)と会社員の男(52)、2人が働く会社です。

検察によりますと、2人は共謀して2024年3月から9月までの間に松本市内の店で、3人の客に「発熱、せきが改善する」などと効能を説明して、手渡しや配送で無承認の医薬品など28点、約18万円分を販売した疑いです。

客に対し「コロナワクチンの解毒により、肌のただれが治る」、「髪の毛が生えてくる」などと説明していましたが、商品の中身は水やお茶、ゼリーなどもあったということです。

「商品を服用して体調不良を起こした人がいる」と客の関係者から情報提供があったのをきっかけに警察が捜査を進め、12月4日に逮捕していました。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

客は全国に数百人いるとみられていて、警察が余罪についても調べています。

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